取材メモ:180万年の眠りから覚めたゾウがつなぐ夢

2022.10.1㈯午後
多賀町立博物館

結婚を機に草津に移り住み、外から見た目線で子ども達と一緒に滋賀県の自然・歴史を学ぶ友人グループと、多賀町立博物館を訪れました。

小早川隆(こばやかわ たかし)館長直々にお話を伺うことができました!


・1993年多賀町の古琵琶湖層群(180万年前の地層)で発見され、2022年3月に国の天然記念物に指定されたこのアケボノゾウ化石標本、大型動物としては2017年福井県勝山の恐竜に続くもので、大型哺乳類としては国内初めて。


・左の牙が工事現場から発見され、たった2週間の発掘作業で見事に1頭分のゾウ化石を掘りあげたこと、

・その後の調査(2013年の やすのおっさん×発掘プロフェクトみたいな)からもゾウ足跡・様々な化石の出土や自然環境が解明されてきたこと、


・このアケボノゾウがどのように生きて息絶え埋もれていったか、想像を膨らまして欲しい、また、発見につながったのは日頃から地域に関心を持ち自ら現場に足を運んでいたこと、工事関係者・専門家との連携に恵まれた沢山の人の協力の賜物であったこと、みんなにも今から身近なことから気づきを得て欲しい、と、館長は次世代へ語り継ぎはアツい。

館内には、他の学びもたくさん

ゾウだけでなく、

ワニもいます。

こちらに関する記事書きました、以下参考です↓

サンライズ出版 » 毎日新聞で多賀町立博物館編『多賀はゾウの里だぞう』が紹介されました

▼「ゾウの里」アピールするぞう/多賀町立博物館、化石発掘の歴史を本に    多賀町内の化石発掘の歴史を振り返る「多賀はゾウの里だぞう」(B5判オールカラー、サンライズ出版)が発刊された。町立博物館(小早川隆館長)が400枚以上の写真とイラストを使い、計80ページにまとめた。同館や琵琶湖博物館(草津市)、各書店で販売中。1500円(税抜き)。    多賀町は大正時代から芹川沿いでナウマンゾウの化石が度々見つかっている。特に1993年の工業団地の造成工事現場では、アケボノゾウの全身骨格化石が出土し、「古代ゾウの里」として一躍有名になった。    当時発刊した「アケボノゾウ発掘記」を改訂。全身骨格復元作業(95~96年)▽同骨格を展示する町立博物館開館(99年)▽ボランティアも参加した新発掘プロジェクト(2012~16年)――なども加えて編集した。……(毎日新聞2020/08/07)‬   多賀はゾウの里だぞう ISBN978-4-88325-692-1   コメントはまだありません。この投稿へのコメントの RSS フィード。このサイトはどなたでも自由にリンクできます。掲載されている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。 弊社スタッフによるもの、上記以外のものの著作権はサンライズ出版にあります。 書影を含む全ての書誌情報は、販売・紹介目的の場合は自由に使用できます。

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